超雑記
- kobashiseminar11th
- Jan 28, 2020
- 3 min read
どうも、平井です。約7ヶ月ぶりの更新みたいです。
………決してこのサイトの存在を忘れてたわけではないです。卒論とか、、、ね?
元はといえば新しいゼミ生の勧誘のために作られたこのサイトですが、遥か昔にその役割を終え、その後はゼミ生の日記帳となったり、(1回だけ)就活の話をしたりなどして今に至っております。
したがってこの記事を今ご覧いただいているのはかなり奇特なお方だと思います(変人って意味じゃなく本来の意味)。更新されるかわからないものを待ち続けるその精神は、さながら自分のために走っているメロスを待ち続けるセリヌンティウスのような………(別にサイトが更新されずとも死刑にはなりませんが)
ということで唐突ながら今回は太宰治先生の名作小説『走れメロス』について語りたいと思います。ぶっちゃけこの物語、突っ込みどころが多すぎてヤバいんですよね。まず主人公のメロスに関して、正義感溢れてる!友のために頑張って走った!偉い!という印象が強いですが、
①王を暗殺しようとした(邪智暴虐の王も悪いけど)
②死刑確定後に妹の結婚式に出たいから3日の猶予をくれとか言い出す(暗殺すんの4日後で良かったやん……)
③処刑場を離れる代わりに友のセリヌンティウスを人質に差し出す
④道中割と寝てる
⑤諦めかけたときの言い訳&懺悔タイムが長すぎる
この通り結構はちゃめちゃな男なんですよ。中でも③は特にナシだと思います。言われたセリくんも内心「エェッ⁉︎」でしょうね(原作では快諾)。仲間の命を勝手に賭けるなんてそんなジョジョ3部のダービー兄戦の承太郎みたいなこと許されるわけが、、、
………そう考えるとまあかっこいいからアリか。
⑤もエグいです。
こんなに努力したんだぜ?→でもダメだった→俺はクソだ→セリくんごめん→俺はクソだ→セリくん一緒に死なないか?→俺はクソだ→つーか正義とか愛とか無意味!→あほくさ→Zzz…
開き直りというパンで懺悔と謝罪をたっぷり挟んだ最低なハンバーガーのできあがりやで。
主人公の言動だけでなく、物語のクライマックスもヤバいです。ゴール後になんだかんだで2人は熱く殴り合い、抱き合い、泣きます。そこまではいいんですけどそこに王様が出てきて「ワシも仲間に入れてくれ〜」て………民衆みんなで「王様万歳!」て………
ちょっと、ちょっとちょっと!(レトロスペクティブギャグ) さすがに大団円すぎるでしょ!いいことだけど!もうちょっと王様の懺悔とか贖罪とかのシーンがあっても、、、ね?あと民衆も邪智暴虐→3日後…→王様万歳!なんてテノヒラクルーしすぎです。
あとラストシーンの、実は全裸でした!キャー///とかいう下ネタオチ。太宰先生、投げやりになってませんか。(もとより投げやりな人生歩んでるけど)
【余談】
ディスりすぎたので一応いい場面を一つ挙げておくと、妹の結婚式でメロスが花婿に対して言ったセリフがめちゃくちゃかっこいいです。余談終わり。
ここまで語ればこの物語のヤバさが十分わかっていただけたのではないかと思います。
ということで僕の好きな小説『走れメロス』、よろしければ皆さんも一度(改めて)読んでみてはいかがでしょうか。
……いや、経済学部なのに文学の話をしたっていい!好きの気持ちは自由に伝えよう!
以上、平井シュウペイでした。ぺこぱいいよね。
あ、活動報告とかはまた別の機会に………
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