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就活体験談(平井)

  • Writer: kobashiseminar11th
    kobashiseminar11th
  • Jul 4, 2019
  • 5 min read

 今回は就活体験談として、自分が就活に関して日頃考えていた事について書いていこうと思う。(誰が見てるかわからないが)

テーマは「嘘」である。「就活で嘘をついても良いか」について持論を述べていきたい。

そのためにまず前提として「人は嘘をついても良いか」について考えていく。

「嘘をつくことは良くないことだ」

これはほぼ全ての人が、子供の頃に親,学校,あるいは実体験などから習う、人として守るべきルールである。嘘をつけばその場しのぎにはなっても後々しっぺ返しを食らうことになる、という点から嘘をついてはいけないという主張だ。人がとっさに嘘をつく時、躊躇したり動揺したりするのはこの考え方が根底にあるからである。(まあ平然と嘘をつく人も中にはいるが)

しかし、このルールはいつどんな時でも正しいと言えるだろうか?

「優しい嘘」という言葉がある。例えば、待ち合わせに10分遅れてきた相手に「全然待ってないよ、俺も今来たところ」と嘘をつくことで相手を悪い気にさせないようにする、などがこれにあたる。では、先述のルールを守るためにこのような嘘もついてはいけないのだろうか?答えは多分ノーである。なぜなら嘘をつくことで事が穏便に済むことが確定しているからである。ここで確定していると言える根拠は、①本当に待っていなかったのか検証のしようがないから②実は待ってたということが後々バレても特に問題ないからの2点である。


つまり、「①嘘が嘘であると、その時点でバレないかつ②後々バレても特に問題ない」場合なら嘘はついても良いと思う。そして逆もまた然り。


この考え方は就活にも適用できるのではないか。結局は、ついていい嘘と悪い嘘があるのだと思う。前提として、人は誰しも就活において、相手企業からの印象を良くするために多少なりとも嘘をつく瞬間があるとする。(むしろ事実だけを述べて、かつ企業の求める人物像にマッチするような立派な人間は数少ないのではないか)その中で、「許される嘘」をつくことができれば問題ないはず、ということである。

例えば面接でこんな質問をされたとする。

「あなたは休日に何をしますか?」

これにもし本当に正直に答えたとしたら、自分を含めて多くの人は「ダラダラしてる」「バイト」「テレビ見る」「漫画」「ゲーム」「寝る」あたりのしょうもない答えになるはずだ。(それ以外だったらごめんなさい)でもこれではいくら正直だとはいえ、面接官からの印象はよくない。では、ここでの許される嘘とは何か。例えば、嘘をついて聞こえが良さそうな「美術館巡り」と答えたとする。

①について考えると、まず本当に休みの日に美術館に行っているかは確認しようがない。ただ、「最近はどこの美術館に行きましたか?」「画家では誰が好きですか?」「感動した作品はありますか?」など、具体的な質問により真偽を確かめられる可能性は十分ある。つまり①を満たすには、それ相応の情報,知識を前もってこしらえておかないといけないのだ。

②については、趣味や特技の質問程度なら大体は無条件で許される。入社後に面接官だった人から「君、美術館好きなんだよね?」と言われて「あー、あれ実はそうでもないんすよ」と返したところで、「じゃあクビね」となるはずがないからだ。(もちろん住所,名前,学歴などについて嘘をつくと経歴詐称で即アウトだが)

よって、事前にきっちり調べさえすれば、この手の質問は本当のことを言わなくてもなんとかなるはずなのである。

では、全ての質問が事前に得た情報をもとに嘘をついて対応できるかというとそうでもない。例えば志望動機や自己PR、学生時代頑張ったことなどの質問はやや毛色が違う。というのもこの手の質問は重みがあるからである。趣味や特技の質問は何となくカジュアルに(?)ごまかせるが、先の質問に嘘をつくとなると自分の経験や意思、理想、ひいては人生そのものを偽ることになるからだ。これらの質問に何食わぬ顔で100%作り話で答えられる人はなかなかいないのではないか。そんな人がいたら私はすごいを通り越して逆に恐ろしいと思う。(でもTwitterのいいね稼ぎとかインスタ映えとか狙う人は………やれそうかも?←失礼)

この手の質問に関してはどう答えるべきか、誰もがぶつかる壁だと思う。ネタは少ないけど、なるべくいいエピソードを話したい、でも嘘はあまりつきたくない……

そんなときは、あくまで私の考え方だが「基本は事実をベースにし、軽く盛る」のがベストだと思う。比率は事実:嘘=8.5:1.5くらいだ。大事なのは「あくまで自分が成し遂げたことなのだと思い込めるラインぎりぎりを攻める」ことである。ここから嘘の割合が多くなっていくと、徐々に自分を見失い、発言に自信が持てなくなってしまう。面接会場はいわば戦場であり、自分に自信が持てないことは緊張に飲まれ玉砕する原因となる。結局は自分が気持ちよく話せるラインを見極めるのが大事な気がする。

話を戻して……結論を言うと、いわゆる主要な質問への嘘は配分を考えつつ話す、その他の質問への嘘は前もって準備していれば大丈夫、というのが私の意見である。当然、その人の性格や話の内容にもよるので一概には言えないが、最終的には『嘘も方便』の一言に集約される。嘘を頼りにしすぎること、嘘を過剰に怖がることは避けたし。

言いたいことは以上だが、私の書いたことはあくまで参考程度に考えておいてほしいと思う。なぜならこの文章も実のところ嘘まみれかもしれないからだ。



 
 
 

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